DTR:深部腱反射
反射とは、刺激に対して無意識的に(大脳皮質を介さない)反応することである。
脊髄反射は、末梢からの刺激情報が求心路(知覚神経)によって脊髄の反射中枢に達すると、反射的に遠心路(運動神経)を介して支配筋肉にその情報を伝え収縮させる。
ex)膝蓋腱反射
腰部脊柱管狭窄症では、一般に下位運動ニューロン障害を生じます。そのため、深部腱反射は減弱・消失し、筋緊張は低下し、筋力が低下します。
腰部脊柱管狭窄症では、前脛骨筋などの筋力低下によって下垂足を示す患者が多いです。
・下位運動ニューロン
手足や顔の骨格筋を動かす神経細胞
大脳より下にある部位(脳幹や脊髄)にある神経細胞。
・上位運動ニューロン
運動は一次運動野と言い大脳にある。
参考
Babinski反射
赤ちゃんの足の裏を刺激すると、足の指が広がる反射です。この反射は、成人においては異常とされますが、赤ちゃんでは正常な神経系の発達を示すものです。
皮質脊髄路(錐体路)は大脳皮質からの長い道のりがあり、Babinski陽性は皮質脊髄路(錐体路)障害の徴候。
ex)脊髄損傷
参考