From おぺかん

手術室看護師が手術に関係あったりなかったする勉強や日々の備忘録を発信

脊柱管狭窄症の内服薬

 

 

脊椎手術を受ける患者が内服していがちの薬

リマプロストアルファデクス

  • プロスタグランジンE1誘導体製剤後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善。
  • PGE1を補うことができれば、「血小板の凝集抑制」や「血管を広げる作用」を得ることができる。
  • 手術適応となるような重症例での有効性は確立していない。

シロスタゾール

  • 抗血小板剤。
  • 慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善や脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制。
  • 無症候性脳梗塞における本剤の脳梗塞発作の抑制効果は検討されていない
  • 血小板及び血管平滑筋においてホスホジエ ステラーゼ(PDE)Ⅲを選択的に阻害することにより、強力 な血小板凝集抑制作用及び血管拡張作用をあらわす。

 

 

 

なぜ脊髄(神経)疾患であるのに抗血小板・抗凝固作用の薬を内服するのか

 

 

骨が変形することで脊柱管が狭くなり、神経や周りの栄養血管が圧迫されて血流が悪くなり、腰や足の痛みやしびれなどの症状が出現するため。

https://www.jnj.co.jp/jjmkk/general/spinalstenosis