From おぺかん

手術室看護師が手術に関係あったりなかったする勉強や日々の備忘録を発信

ABI / D-dimer

ABI

 ABI:Ankle Brachial Index 

     =足首/上肢血圧比

右上肢最高血圧:100mHg

右下肢肢最高血圧:95mHg

右ABI 95/100 = 0.95

 

左上肢最高血圧:97mHg

左下肢肢最高血圧:96mHg

左ABI 96/100 = 0.96

 

通常足の血圧は腕の血圧より少し低い。

→動脈が細くなっている為。

 

正常ABI

 =1.00-1.29

低い・・・血管の内径が細く血流がない。

     痛みや間欠跛行がなくとも足血圧80mmHg以下は注意

高い・・・血管壁が硬い。

 

ABIを測定することで血管性or神経性の間欠跛行の判断ができる。


注意

ABI 0.8以下は一般的にIPCは禁忌。

 

D-dimer

フィブリノゲンが溶解されると・・・FDP

フィブリノゲンが溶解されると・・・D-dimer

→分解代謝産物なので先行する血栓の存在をしさする。

 

正常値

 ・・・1.0μg/ml ( =1000ng/ml) 未満

 

 

D-dimer陽性

500ng/ml以上

陽性と判断。

感度は高く特異度は低いので確定診断ではなく除外診断に用いる。

 

常に体内では凝固と線溶が連続している為 D-dimer が0になることはない。