From おぺかん

手術室看護師が手術に関係あったりなかったする勉強や日々の備忘録を発信

骨盤位・早産 / ミオコール

区域麻酔による帝王切開では、筋弛緩作用はないため早産、骨盤位では子宮を弛緩させ円滑な娩出を行う。

 

※早産:22週〜36週

  過期産:42週〜

 

ミオコール

5mg / 10ml / A

ニトログリセリン

効果発現まで60−90秒程度で120秒までにはピークになる

筋弛緩が期待できる0.1mg程度では問題となる母体低血圧は生じない。

 

例)

・500ml細胞外液を投与

・希釈したニトログリセリンを投与 

   希釈パターン1:50 μg / mlに希釈(total 100mlに希釈) 

   希釈パターン2:10 μg / mlに希釈(total 500mlに希釈)

総投与量50−1000μgを投与

 

他の筋弛緩薬は不向き

吸入麻酔・・・急速投与できない。

マグネゾール・・・ゆっくり投与する必要あり

緊急時には不向き!

 

※マグネゾールは子癇発生予防や子癇発生時に用いる。

参考

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051281.pdf

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/470007_1244400A1030_2_00G.pdf