敗血症性ショック(穿孔)の手術を経験して
消化器外科領域における敗血症は急速に全身症状が進行・増悪し,敗血症性ショックから高率にMODS(敗血症性多臓器不全)に移行する重篤な病態である。
PMX
→エンドトキシン吸着療法
エンドトキシンとは?
グラム陰性菌に由来する毒素であるエンドトキシンは、強力な炎症、臓器障害を引き起こし、敗血症の主要な原因物質の一つ。
PMXへの期待すること
SIRS(全身性炎症反応症候群)で昇圧剤で昇圧を認めず、エンドトキシン血症が強く疑われる患者に対してエンドトキシンを早期に除去する除去し循環動態の改善をを期待する。
CDHFの併用
CDHFの併用の有用性が指摘されていて、PMXだけでは除去できない炎症性サイトカインを中心とするhumoral mediatorを除去することでMODSの予防になる。
敗血症性ショックでは腎機能低下を認めることが多いことから、体液管理という観点か
らもCHDFの併用は有効であると考える。
CDHFの適応
CDHFで除去できるもの
分子量の小さな物質。
参考
https://hospital.city.sendai.jp/pdf/p027-032%2021.pdf
http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse2230.pdf