人工呼吸器
言葉整理
1回換気量
TV
6-8ml/kg or 身長から予測体重 で計算する。
予測体重計算
男性:50 + 0.91× (身長cm-152.4)
女性:45.5 + 0.91× (身長cm-152.4)
分時換気量
MV
MV=TV×RR(換気回数12-18回)
I/E
呼気/吸気
人工呼吸の目的
-
PaCO2
-
PaO2
この2つを正常に保つように設定している。
PaCO2決定因子
MV
つまり・・・TVとRR
PaCO2 40mmHgになるようにEtCO2をみて決定する。
PaO2の決定因子
FiO2とPEEP
FiO2
拡散できるように濃厚をUP
PEEP
肺胞の虚脱の防止(酸素血流不均衡の改善)
PaO2 80mmHg(=Spo2 95%以上)を目標にコントロール。
呼吸器設定(基本)
呼吸器のメーカーによって名称がことなる
参考
https://www.jseptic.com/ce_material/update/ce_material_10.pdf
特殊な設定
INTELLiVENT-ASV
INTELLiVENT-ASVはETCO2とSpO2を設定し、設定したETCO2とSpO2
になるよう分時換気量、FIO2、PEEPは自動で調節されます。
設定したETCO2より患者のETCO2が上昇すれば分時換気量(MV)が増加するよう1回換気量と換気回数が増加します。
酸素化は設定したSpO2より患者のSpO2が低下すればFIO2とPEEPが増加します。
NTELLiVENT-ASVが活躍する場面は「早期離脱(ウイニング)」
離脱に向けて鎮静・鎮痛薬を減量する場面では、減量するたびに呼吸器の設定を調整しなければなりません。
この時INTELLiVENT-ASVでは強制換気から自発換気まで自動調節されるため、時間のロスが生じにくいです。
ASVが不慣れであって、設定やトラブル対応に難渋するようでは本末転倒
参考